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紫希の園。

牙狼について書き並べています…。あまり文才がないですが、お楽しみいただけたら幸いです!

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雪やこんこ♪ 

2011.03.01

さ、余裕も出てきたんでw


というよりただ暇なだけなんですが←


卒業シーズンにまさかの雪が降りまして…
その雪なんですが、はらはら降るし、結晶がしっかり肉眼でも見えるんですよ!!


珍しい現象でしたし、最近私生活丸見えの更新しかしてなかったので罪滅ぼしに…

ええ…


罪滅ぼしに!!(強調せんでもわかるて)

書きたいと思います。

ちなみに、
今回の鋼牙サンはちょろっとカオルに甘いやも知れません…;

そんな馬鹿みたいな書き方でもいいよという方、「続きを読む」からお入りください


タイトルは「雪舞う空で思う君」ですw

3月なのにもかかわらず、窓の外で雪が舞っている。

俺はそれを初めて愛おしいと思えた。



雪舞う空で思う君



今日のカオルは朝から騒がしかった。

珍しく早起きしたかと思えば、朝食を口にせず慌ただしく屋敷を飛び出した。

俺にはその理由が分からなかった。

それも当然。

聞こうとしなかったのは俺自身なのだから。

同じ家に住んでいながら、何を馬鹿なことをしたんだと思う。

聞こうと思えばいつだって聞けたじゃないか。

そのチャンスを無碍にしたのはやはり自分で。

俺が理由を聞かなくてもゴンザなら…分かっていると思ったから。

「ゴンザ」

ダイニングルームで俺の朝食の用意を手際よく進める彼の手を止めさせる。

彼はにこやかに応じ、ただ首をひとつ横に振った。

「…そうか」

ゴンザも知らない…?

そんな馬鹿な。

普段のカオルなら俺に言わなくともゴンザにだけは伝えて出かける。

なのに、何故今日だけは伝えなかったのだろう。

少しばかり不安だった。

カオルに万が一のことがあってはならない。

なのに、俺は何の対処もしなかった。

「鋼牙様、朝食はいかがなされますか?」

「すまない…。下げてもらえるか?」

今の俺は食事をする気力もない。

食べたにしろ、きっと味わうことなんてできないだろう。

それは食事を作ってくれたゴンザに失礼だと思う。

「カオル…」

お前は今、どこで何をしているんだ?

俺の目の届かないところに行かないでくれ。

できることならこの家から一歩も出したくない。

それほどまでに好きなのに…

ふと、窓の外を見る。

この空の下には必ずカオルがいるのを信じて。




「雪…きれいだよ?」




俺の耳元でそっと聞きなれた声が響く。

俺が唯一そばにいて欲しいと願った者の声。

愛おしい、カオルの声。

「どこに行っていたんだ?」

声の抑揚がない。

心の底から込み上げてくる怒りに近い感情を悟られぬようにするにはそうするしかなかった。

背後からカオルが俺のことを抱き締める。

「ごめんね…。
 本当はもっと早く帰ってくるつもりだったの。
 でも、朝だし…通勤ラッシュに巻き込まれちゃって」

「答えになってない」

「…ザルバがね、今日は雪が降るかもって教えてくれたの。
 それで、雪の結晶を描きたくてスケッチブック探したんだけど見つからなくて…。
 急いで買ってきたの」

なるほど。

それで、早くに出かけたのか。

だが、それでも一言言って出て行ってほしいものだ。

けれど、どうしても叱る気になれない。

だって…現にここにいるのだから。

俺のそばに、いてくれているのだから。

「…庭に、出るか?」

「いいの?」

「ああ」

遠慮がちなカオルの手を引き、庭へと連れて行く。

急いで画材を買ったということは、それほどまでに描きたかったのかもしれない。

この家にいるなら、好きなだけ絵を描いていてほしい。

…そう思う。

「ま…待って」

カオルが突然手を離した。

何かを言おうとしているのか。

いつも何かを言おうとするとき、決まって少しうつむく。

「何だ?」

「あの…、その…」

「いつも思うが、歯切れが悪い。言いたいことがあるならはっきり言え」

カオルが口をきゅっと横に引く。

意を決したように顔を上げ、俺の目をまっすぐ見る。

「これもザルバから聞いたの。
 鋼牙、雪が嫌いだって。理由までは教えてくれなかったけど、
 でも…私が描く雪の結晶を見て、少しでも“嫌い”から“好き”に変わってくれればって…
 そう思って、スケッチブック買いに行ったの」

ザルバめ、余計なことをべらべらと…。

確かに俺は雪が嫌いだ。

だって、触ると冷たくてすぐに解けてしまうじゃないか。

今の俺とカオルの関係に似ていて…すごく嫌悪感を抱いている。

カオルに触れれば崩れそうで、崩れたら元に戻らなさそうで…。

だから嫌なんだ。

雪はいずれ俺の目の前から消えていくカオルだと錯覚してしまうから。

「私は、雪が好きだよ。だって…



           解けたら必ず春が来るから」

カオルが笑いながら、目を輝かせながら俺に語る。

…そんな考え方などしたことがなかった。

ああ…

どうしてそうお前は…

俺の凍てついた心を難なく解かしていくんだ…?

いつの間にかお前に依存した俺を、どうしてそう包み込める?

雪が嫌いと知っても、普通の人間だったら何も行動を起こさないじゃないか。

それなのに、こんな俺のためにそれを直そうとしてくれるのは…世界中を探してもお前くらいだ。

「いつかでいいの。
 いつか、鋼牙が雪が好きになってくれたら
 私はあなたと一緒に雪を見ていたい。
 それが、今の私のささやかな夢」

「…」

言いたい。

たった一言、「ありがとう」と。

でも、素直に言えない。

カオルは何も言わずに部屋へと戻っていった。

廊下に一人取り残された俺は、近くの窓から雪を覗いた。

いつか、彼女はそう言った。

だけれど…こんな、舞うような雪を見て何も思わないほど俺は馬鹿じゃない。

雪の結晶にはいくつかの種類がある。

それが入り混じって、この寒空の下で風に乗って舞うのだ。

それを愛おしく思わない奴がいたとすれば、それはきっと…

昔の俺のような奴だと思う。

愛おしく思う者がいなかった、あの時の俺のような。

この雪がカオルなら、この風は誰だろうか。

願わくば…俺でありたい。

さまざまな思いを浮かべながら、カオルの部屋へと歩を進める。

今日くらい、ザルバの思惑に嵌まってみるのもいいのかもしれない…。





あとがき。


グダっておりますね…

やけに鋼牙がマイナス思考なのは気のせいでしょうか?

まあ、この話で一番食えない奴はザルバですよw

あいつは一体何がしたかったんでしょうか…?

まあ結局のところ、皆様のご想像にお任せするより他はないわけで…←テキトー過ぎるだろ;

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早野紫希

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