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紫希の園。

牙狼について書き並べています…。あまり文才がないですが、お楽しみいただけたら幸いです!

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存在価値 Part4 

2011.02.06

ちょこっとだけ訂正キャンペーン、終了――――――!!


長かったよぅ(T_T)



さて、二人のラブラブ度をご測定ください←
存在価値 Part4




零の肩を借り、ふらつく身体を引きずって家へと帰る。

扉を開けたらやはり最初に飛び込んでくるのはゴンザの心配そうな顔と声。

「鋼牙様!」

「心配…ない。……カオルは?」

「お部屋におられます」

執事は目線をそらして答えた。

何かあったのだろう。

だが、そんなことに気を回せるはずもなく、鋼牙は階段をよじ登った。

早く。

一秒でも早く、カオルに会いたい。

その思いだけが今の鋼牙を動かしている。

だが、決して表情や言動には出さない。

知られてはならない。

零にも、ゴンザにも、カオルにも。

このあさましい思いを知られてはならない。

知っているのは、片時も側を離れないザルバだけ。

どんなに思っても、所詮は叶わぬ恋。

魔戒騎士が、最強と謳われる黄金騎士・牙狼が誰かを想ってはいけない。

鋼牙はそう自分を戒めている。

何故なら、失った後の悲しみが辛いから。

やっとの思いでカオルの部屋の扉の前にたどり着く。

ただ階段を上るだけなのに息切れし、汗をかいている。

その汗を拭い、呼吸を落ち着かせる。

次の瞬間には平静を装い、ノックなしで部屋へと入る。

目の前でキャンバスに向かって真剣に絵を描くカオルがいた。

……それでいい。

それだけでいい。

生きているだけで、いい。

手に入れることなど出来ない。

ならば、ただ黙って想うことは許されるだろう。

誰にも知られず、彼女が目の前から消えていくまで想い続け、人知れず守ることはできるだろう。

「…鋼牙。


              ………鋼牙!!」

カオルが筆を投げ捨てて鋼牙に抱きつく。

嗚咽を漏らし、彼の胸元で泣いている。

「…どうした?」

彼は心配になって問いかける。

「ごめん…。私のせいで、鋼牙、代わりに毒、背負って、闘って…!」

鋼牙は戸惑いながら口を開く。

放った言葉は、意に反して冷たい言葉だった。

「泣くか話すかどっちかにしてくれ」

「だ……って、涙、とまんな…っ!」

「お前が悪いんじゃない」

「でも…!」

「零が管理を怠ってたのに要因がある。お前は悪くない」

頼むから、そこまで自分を責めないでくれ。

その言葉がどうしても言えなかった。

言いたい。

けれど、言ってしまえばカオルに想いがばれてしまう。

何も知らずにいてほしい。

そう思うのは、わがままか?

「ゴンザさん…、鋼牙が、私のために、闘いに行ったって!だから!」

「カオル!」

頼む。

俺の最後の理性の糸を、切らないでくれ…。

「…ごめん。ごめんね、鋼牙」




「でもね」


「毒を代わりに負ってくれたり、闘ってくれたのが…


                     嬉しかった」

「お前は…どれほど俺が耐えてたか知ってるか?」

「え?」

鋼牙はカオルの唇にそっとキスをした。

何もいらない。

御月カオルという存在しかいらない。

どうか、この人を俺にください。

「鋼牙…」

「何だ?」

「…………好き」

鋼牙は微かに表情を崩した。

笑った、のだ。

カオルの小さな身体を抱き締め、誰にも気付かれぬように祈った。

その祈りを知る者は、彼以外存在しなかった。




想ってくれて、ありがとう。

「好き」と言ってくれてありがとう。

言葉では表せない俺を、好きになってくれてありがとう。

愛することを教えてくれて、ありがとう。

俺が守りたいと思う存在になってくれて、ありがとう。

ありがとう、カオル。





あとがき。


あーれー?

なんか鋼牙がありがたがってるよーな…

気のせいか←絶対違います。


はい、存在価値終了です。

なんか、最後で「ありがとう」が連続しすぎてくどいですねwww

精進が足りないということで、出直してきます←(家出…)


ところで、零がものすっごく可哀想な役回りに…


零、ごめん。

今度はきちんと書くよ…
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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早野紫希

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